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パブリックIPの枯渇問題について調べてみた

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今まではIPv4

EC2とか立ち上げるとグローバルIPアドレスが付与されますよね! こんな感じの。

255.255.255.255

で、ふと思ったんです。EC2なんて毎日何千何万もの人が立ち上げてるはず。上限いかないのかなーと。

いまの形式はIPv4と呼ばれていて約43億個のIPアドレスを割り当てることができるそうです。
43億って少ないよなーと思っていたら、やっぱり枯渇問題がありました。もう限界だそうです。

これからはIPv6

で、これからはIPv6を使っていくとのこと。
こんな感じでコロン区切り8ブロックの表記になります。

2001:0db8:bd05:01d2:288a:1fc0:0001:10ee

長いので0始まりや、セクション全てが0の場合は::で省略できるそうです。(::は可変長なので、1箇所だけ使用可)

[例1] 2001:0db8:0000:0000:1234:0000:0000:9abc = 2001:db8::1234:0:0:9abc
[例2] 2001:0db8:0000:0000:0000:0000:0000:9abc = 2001:db8::9abc

今後EC2もこの値が割り当てられる日が来るはずなので、今のうちに慣れておきましょう。

すでにGoogleとかでは設定されていたりします。(IPv4と併用)
nslookup でオプション-type=AAAAを付けると確認できます。

$ nslookup www.google.com
Server:     192.168.1.1
Address:    192.168.1.1#53

Non-authoritative answer:
Name:   www.google.com
Address: 172.217.25.228

$ nslookup -type=AAAA www.google.com
Server:     192.168.1.1
Address:    192.168.1.1#53

Non-authoritative answer:
www.google.com  has AAAA address 2404:6800:4004:801::2004

Authoritative answers can be found from:

IPv6・無限大

IPv6は約340澗(かん)のIPアドレスを割り当てることができるそうで、これならしばらく枯渇の心配はありませんね!
澗ってピンと来ない人多いと思いますが、

億→兆→京(けい)→垓(がい)→秭(じょ)→穣(じょう)→溝(こう)→澗(かん)

です。
全人類約70億人で分配したとして1人あたり約4穣8,600𥝱個です。すごい!

人生80年として約25億秒なので毎秒立てても余裕です。
地球が生まれたのが46億年前で約14京秒なので、たとえ地球誕生から毎秒立ててたとしても余裕。IPv6すげー!!

参考サイト